美容室を経営していると、集客や求人サイトなどで、ヘアスタイル写真を使う機会は多いはず。プロカメラマンで撮影したら高額な料金がかかるし、自分でセルフ撮影をしている美容師さんは多いのではないでしょうか。
しかし、我流がゆえにクオリティーが低く、それゆえ結果につながらないという声を多く耳にします。今回はそんな美容室経営者は必見!「プロカメラマンにも負けない、セルフで綺麗な写真を撮影する3つの方法」をご紹介します。
その①「写真写り」の良いモデルを選ぶ
写真のクオリティを最も左右するのは被写体である「モデル」です。
ヘアスタイル撮影をする上で一番大事なポイントといっても過言ではありません。
いくら写真技術やロケーションが良くても、モデルが写真映えしなければ全てが台無しです。
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良いモデルの特徴
写りの良いモデルは、細い、胸が無い、身長が高い、逆に顔は美人でもトータルバランスが悪ければ綺麗に見えない。男性目線では可愛くなくとも、写真にした時に化けるモデルさんも多い。多角的にモデルを見るのではなく、2Dでモデルを見る目を養いましょう。
悪いモデルの特徴
逆に写りの悪いモデルは、二の腕が太い、胸が大きい、身長が低い、一見顔は美人でも、こういったパーツでのトータルバランスが悪ければ写真としてのクオリティは保てないと言えます。
ポイント
日々のサロンワークやレッスンでなかなかモデルハントができないという美容師さんは時間をお金で買うという選択肢もあります。ヘアスタイルバンクやモデルエージェンシーなどに依頼することで、安定的なモデル確保も可能です。
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その②「光」の特徴を、うまく利用することでクオリティアップ!
順光 or サイド光 or 逆光 極めると最強!!
光がないと写りませんが、光がただあるだけでもうまく撮れません。
サロンの店内で撮影する場合、夜に撮影することが多かったり、昼間でも店内の照明をつけながら撮影される美容師さんが多いですね。
そんな美容師さんは光の特徴をうまく利用してみては?
撮影の上手な人はみんな、光を探して、ポイントを見つけて撮っています。
機材の高い安いは関係ありません。難しい設定も要りません。
自分の撮りたいイメージに合わせて、光の向きを意識して撮るだけで、写真はググッと上達します。
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モデルの前から当たる光 → 順光
モデルさんから見て、正面くらいから当たる光が「順光」です。
カメラマンからは、光を背にしたパターンです。
カメラの内蔵フラッシュあてると顔がパッと明るくなりますよね。
それが順光です。
順光で撮った写真の印象は『ハッキリ、鮮やか』な感じです。空や海は青く、服の色は鮮やかに、見た目に近い感じに写ります。
モデルの横から当たる光 → サイド光
被写体の横から当たる光がサイド光です。
カメラマンからすれば、光源が横にある状態。サイドから光が当たるので、顔の凹凸や表情がわかりやすいのでヘアスタイル撮影の最は、かっこいい質感や、モデルの表情を伝えたいときに用いられます。
サイド光の場合は、濃淡がはっきりと出やすいので、ぱきっと知った質感になりやすいのが特徴です。
モデルの背後から当たる光 → 逆光
被写体の後ろから当たる光が順光です。カメラマンからすれば、光源が前にある状態。
ヘアスタイル撮影の最はふわっと優しい質感を表現したいときに用いられます。
しかし、逆光がゆえに被写体のアウトラインがぼけてしまうので、ヘアスタイルがわかりづらくなるというデメリットがあります。
繊細なヘアデザインをしたとしても、ほぼ消えてしまうので(笑)雰囲気重視の撮影に最適かと思われます。コレクションなどの撮影で使ってみてはどうでしょう?
ポイント
濃淡をマイルドにするためには光を回すレフ板や、壁の大半が真っ白い自然光スタジオを使うのも良いかもしれません。
自然光などのロケーションの選び方ひとつで写真の雰囲気は格段に向上します。
その③機材(カメラ)を最低限こだわってみる。
格安でクオリティの高い写真を撮影ためには、高額な料金を支払いプロカメラマンに依頼するよりも、実は美容師さん自らが撮影できるようになるのが近道。
かつてはプロが使うカメラのイメージが強かった一眼レフカメラですが、ここ数年で初心者や女性美容師さんでも扱いやすい入門向けの機種が充実。
そんなカメラマン美容師さんが使う機材で、三種の神器といわれる組み合わせがこちら
高い機材をそろえなくても大丈夫。まずはベーシックなものから。
格安 & 高クオリティ最強セット
一眼レフ × 単焦点レンズ × レフ板 = マジ最強!!
プロが認める天下のcanonの入門クラスの一つ型落ちだが性能は抜群!!
これがあるからcanonを選ぶ人も多い話題の単焦点レンズ!ボケ味最強!
純正に比べると1/3以下の料金!レフ板
まとめ
なぜ、美容室がわざわざ撮影が必要なのか?と、聞かれることがあります。よく考えてみてください。美容室にとっての商品(売物)とはお客様に提案するヘアスタイルに他なりません。
そんな商品であるヘアスタイルの価値を伝えるのが撮影ということなんですね。
あなたは写真が汚い美容室、綺麗な写真の美容室どちらの美容室に行きたいですか?お客様、求人であなたのサロンを選んでもらうためにはクオリティの高い写真を自分たちで撮影する必要があるので、みなさん頑張っていきましょう!
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株式会社BRIDG DESIGN WORK’S
代表取締役 斉藤 章行
そのお店だけの”ウリ”をいち早く見つけて会社・商品・個人を売れ続けるブランドにする「突き抜けたブランドづくりの達人」株式会社BRIDGE DESIGN代表取締役社長。大阪のコンピュータ系専門学校で様々な技術を学んだ後「カジカジH」「FUDGE」「MYベストヘア」「InRed」など人気雑誌を数多く手掛ける美容専門広告代理店に入社。デザイナー・カメラマン・ライター経験を経て2015年BRIDGE DESIGNを設立。その経験を生かし現在は「突き抜けたブランドづくりの達人」として500社以上の広告制作・空間プロデュースに携わる。実績としてはスタイリスト年収1,000万計画、企業の問い合わせ件数300%アップ、たった3ヶ月で新規顧客2,000人プロジェクト達成や、新卒求人0人が毎年8名以上など、関わった全てのクライアントを圧倒的な成功に導いている。今現在も美容師の独立プロデュース・メーカー・ディーラー・サロンの広報顧問として多くの企業にとっての結果を追求し続けている。最近では、美容師の将来を見据えた「ゼロスタプロジェクト」を推進し、美容室直営店舗の運営にも力を入れています。現在、美容室4店舗、アイラッシュ2店舗を展開し、25歳の美容師が3ヶ月で月給60万円を達成するなど、将来に不安を抱える美容師たちに新たな希望を提供しています。美容業界に新たな価値をもたらすべく、日々取り組んでいます。