「カジカジヘア編集部」が求める「流行志向」とは?
カジカジHは最近のサロンさんの提案してくるモデルとスタイルは、
正直ありきたりでおもしろくないと感じています。よく、カジカジHっぽい感じとかで、カジュアルなスタイルを提案するサロンさんが多いですが、無理矢理作るのでモデルさんにも似合ってない場合も多く、不自然になることが多い…
カジカジ編集部としては、【コレ!】というものは無く、逆に”町中から溢れ出たもの”が今の流行だと考えています。
「カジカジH編集部」が美容師に求めている「女性像」とは?
昔のアメ村から発祥したカジカジH。当時はコーンロウスタイルやドレッドスタイルなど、
ごりごりのスタリートスタイルが主流だった。その時のカジカジHは、そういったストリートから溢れ出したヘアスタイルの企画が多かったのです。
また、2010年以降には巻き髪が大ブームとなりました。
カジカジHのテイストとはかけ離れていたのですが、実際に街中で流行っているスタイルなので、その特集記事も作りました。
だから、求めている【女性像】はかわいいというより、
悪っぽく毒っけのある女子ヘアスタイルじゃなくて【人】自体に、どれだけ【ストーリー】を感じさせてくれるモデルか、がポイントになんです。
いかに、「ストーリー」を感じさせてくれるか
例えばその子が、がダンサーだったとしたらこの子のオフは巻き髪で、その子的な巻き髪を、どう表現できるか?
などなど、その他のシーンも想定して【ストーリー】を感じるスタイルを提案してくれるかが、今一番編集部としてスタイリストさんにお願いしたい内容になります。
モデルとして、【ただ、かわいい】だけではなく、その人自身に知りたくなる【ストーリー】がありそう…と知ってみたくなるモデルを提案してみてください。
ファッションの流行ではなく、いかにストーリーを感じさせてくれるモデルさんを提案してくれるかというのが、一番ポイント。
雰囲気としては、お目目ぱっちりのいわゆる男ウケするかわいい系よりも、少々毒っけのある、キレのある女子を見つけてもらえると、新企画にも取り上げてもらえる可能性が格段にアップします。
カジカジHの「広告」と「取材」の違いとは?
カジカジH掲載料金が有料の「連合広告」
一般的に広告掲載費、料金さえ支払えば掲載可能なページ。
特にカジカジHの雑誌は美容室で撮影したヘアスタイル写真をそのまま広告ページ掲載する形式のでクオリティにバラつきがある誌面になる。
要は、撮影が「得意な美容室」と「下手くそな美容室」の違いがはっきりと誌面に現れてしまうのです。
まずは自分たちでも上手にポートレートを撮る努力をしましょう。
カジカジH料金が無料の「取材枠」
一概に取材といっても様々なパターンがある。
カジカジHの場合、基本的に先ほどお話した【連合広告枠】と1Pを自由にデザイン可能な【純広告枠】の2種類の広告スタイル意外の誌面は全て【取材枠】で構成されています。
単純にレベルの高い順で並べるとこうなります。
①表紙(無料取材枠)
②巻頭企画(無料取材枠)
③中企画〜巻末企画
④トビラページ
連合広告のトビラにあたる部分のページを業界ではトビラページと呼んでいます。
重要度でいくと表紙→巻頭→中面→巻末→とびらの順が、自然だが編集部の意向として、あえて良い企画を巻末特集として入れ込んでいる場合も多いのでケースバイケースである。
まずは連合広告のスタイル写真のクオリティをアップして、トビラのページに選出されることを目標にしてください。
トビラに選出されたら、次は巻末企画から取材オファーがもらえるようになります。
まとめ
いかがでしたか?美容師憧れであり、目標でもあるカジカジH。サロンさんの話を聞くと取材枠があること自体も知らない方がほとんど。本記事を参考に、カジカジHで結果を残せば巻頭企画に入り込むことができるので、夢の表紙へと近づくことができるでしょう。
また、定期的に雑誌社に取材される美容室になると、他のメディアからのオファーも数多く出てきますので、サロンブランディングも可能です。
カジカジヘアであなたの美容室の価値を倍増させて「あなたの美容室で働きたい!」というスタッフを獲得していきましょう。
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株式会社BRIDG DESIGN WORK’S
代表取締役 斉藤 章行
そのお店だけの”ウリ”をいち早く見つけて会社・商品・個人を売れ続けるブランドにする「突き抜けたブランドづくりの達人」株式会社BRIDGE DESIGN代表取締役社長。大阪のコンピュータ系専門学校で様々な技術を学んだ後「カジカジH」「FUDGE」「MYベストヘア」「InRed」など人気雑誌を数多く手掛ける美容専門広告代理店に入社。デザイナー・カメラマン・ライター経験を経て2015年BRIDGE DESIGNを設立。その経験を生かし現在は「突き抜けたブランドづくりの達人」として500社以上の広告制作・空間プロデュースに携わる。実績としてはスタイリスト年収1,000万計画、企業の問い合わせ件数300%アップ、たった3ヶ月で新規顧客2,000人プロジェクト達成や、新卒求人0人が毎年8名以上など、関わった全てのクライアントを圧倒的な成功に導いている。今現在も美容師の独立プロデュース・メーカー・ディーラー・サロンの広報顧問として多くの企業にとっての結果を追求し続けている。最近では、美容師の将来を見据えた「ゼロスタプロジェクト」を推進し、美容室直営店舗の運営にも力を入れています。現在、美容室4店舗、アイラッシュ2店舗を展開し、25歳の美容師が3ヶ月で月給60万円を達成するなど、将来に不安を抱える美容師たちに新たな希望を提供しています。美容業界に新たな価値をもたらすべく、日々取り組んでいます。